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美容師の職業病「腱鞘炎」対策!

美容師の職業病「腱鞘炎」対策!美容師のお悩み解決

美容師の職業病の1つである「腱鞘炎」

酷くなると仕事ができなくなり、 腱鞘炎が原因で辞めてしまう美容師さんも少なくないと聞きます。
美容師だけでなく、手首を中心に手を駆使する職業の方がなりやすい症状です。

今回は、腱鞘炎についての解説と予防・対策を紹介します!

 

腱鞘炎とは

腱鞘炎がどんな仕組みで起こってしまう症状なのか簡単に説明していきます。

指が動く仕組みは、腱鞘というトンネルの中にある腱が、腕の筋肉から繋がるロープのような役割を果たし、指を動かしています。
指や手首を駆使すると、腱と腱鞘がこすれ合い、腱鞘が腫れていきます。
こうなると、トンネルの幅が狭くなるので、そこを腱が通るたび、痛みを生じるようになります。

このように、腱鞘炎は指や腕を駆使することにより発生するため美容師に限らず、主婦やデスクワーカーの方でも悩んでいる方が多いです。
最近では、職業柄ではなくても、スマートフォンの使用で腱鞘炎になる人も増えているようです。

美容師さんの場合、カットやシャンプーなどで指や手首、腕を駆使し、力を入れるため腱鞘炎になりやすく、実際に痛みが出ると仕事に支障をきたし、酷くなると生活にも影響が出てきてしまうため、腱鞘炎にならないためにしっかり予防することが大切です!

 

腱鞘炎の予防方法

これだけ腕や指を駆使する職業ですので「何もしなければ腱鞘炎になる」と最初から思っておいたほうが良いかもしれません。
美容学校ですでに経験してしまっている方もいるかもしれませんが、スタイリストだけでなく、シャンプーや練習などでなってしまうアシスタントさんもいます。

自分だけは大丈夫だと思わず、出来るたけ対策して腱鞘炎にならないようにしましょう!

 

1.サポーターを活用する

美容師さんにとっては、服装や見た目も大切な要素ですので難しいかもしれませんが、可能であればサポーターを活用しましょう!

お仕事中はつけられなくても、お仕事以外の時間は全てサポーターをつけて過ごすだけで腕への負担軽減に繋がります。
営業時間外の練習時には必ず着用するなど意識してつけるようにしましょう!

 

2.仕事以外では休める

食事の際は指を使う箸ではなく、スプーンやフォークだけで食べてみたり、スマートフォンを見るときは利き手ではない手で持つ、またはテーブルに置いて使うようにしてみてはいかがでしょうか?

特にスマートフォンは、仕事で腱鞘炎にならない人でも使い方によって、腱鞘炎になる可能性があります。
通勤時の電車の中などでは無意識に持ってしまいがちですので、気をつけましょう!

 

3.ストレッチをする

サロンワーク中以外はは、ストレッチを欠かさないようにしましょう!
もちろん日常でも気づいた時に行うことを習慣付けておくと良いでしょう。

 

腱鞘炎になってしまったら

「痛くなってきたな・・・」 と感じたら、早めに対策を始めましょう。

 

1.手を固定して休める

痛くなってしまったら、とにかく手を休めることが大切です。
腰痛も同じですが、痛くなってみると、日常でどれだけ手首や指を使っているかがわかります。
そのため完全に使わないで生活することは難しいです。

予防策と同じになりますが、サポーターやテーピングが効果的です。

 

2.患部に熱がある場合は冷やす

痛い部分が熱を持っている場合は、冷やす必要があります。
氷や湿布などを使って冷やしましょう。

 

3.温めてほぐす

美容師の職業病「腱鞘炎」対策! | 温めてほぐす患部に熱がある場合は冷やす必要がありますが、熱を持っていない場合は、お風呂に入る際に湯船で手首も温めましょう。
痛みの様子を見ながら指をグーパーしてみたり、手首をほぐす事も大切なようです。

 

腱鞘炎(けんしょうえん)を経験したことがある人なら誰でも実感するのが「使えなくなって初めてわかる手指の大切さ、ありがたさ』です。
指を曲げると痛い、手首に鈍痛が走る、あるいは痛みで肩を上げることができないなど、手指や肩を思うように使えなくなる腱鞘炎は、ペットボトルのキャップさえ開けられなくなるほど日常生活に大きく支障をきたします。

腱鞘炎の症状と原因│肩こり・腰痛・筋肉痛│トクホン│大正製薬
指を曲げると痛い、手首に鈍痛が走る、あるいは痛みで肩を上げることができないなど、手指や肩を思うように使えなくなる腱鞘炎は、ペットボトルのキャップさえ開けられなくなるほど日常生活に大きく支障をきたします。腱鞘炎について詳しくみていきましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

色々とご紹介しましたが、不安な場合は迷わず病院へ行きましょう!
痛いのに何も対策を行わなかったり、痛み止めを飲んで動かし続けたりしてしまうと悪化していきます。
別の病気の可能性があったり、手術が必要になってしまうこともあります。

特に美容師さんの場合、痛くなってしまうと、静養する期間もなかなか取れないと思います。
自分でどうにもならない痛みだったり、不安な場合は、すぐに病院に行きましょう!

 

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