まつげメニューを扱うサロンがとても増え、美容の1つのサービスとしてすっかり目元の美容が定着しましたね。
2003年頃から流行りだした「アイリスト」という職種も今では一般的になり、認知度も高まりました。
アイリスト(アイデザイナー)は美容師免許が必須となり、美容師が転身する職業としても人気です♪
では具体的に
「アイリストとはどういった職業なのか?」
「どんな仕事内容なのか?」
そんなアイリスト仕事について、まつげ美容についても含めて、具体的に見ていきましょう!
アイリストとは?
アイリストとは、まつげエクステ、まつげパーマなどでお客様の目元を華やかにするお仕事です。
「もっと綺麗になりたい」
「もっと目元を華やかにしたい」
「メイク時間を短縮したい」
というような願望を持って来店されるお客様ニーズに合った、目元の美容を提供するアイリストの職業が確立されました。
まつげエクステが流行りだした2000年頃には、法的な規制はなく誰でも施術が出来るお仕事として、アイリストを目指す人が急激に増えました。
まつげサロンに通うお客様も増え、サービスを提供するサロンも急増しましたが、その結果まつげエクステの施術に使用する接着剤が原因と考えられる「まぶたの腫れ」や「目の充血」など、消費生活相談センターへの相談が増加してしまいました・・・。
そして、厚生労働省より2008年3月に「まつ毛エクステンションによる危防止の徹底について」という通達が出され、アイリストのお仕事は美容師免許が必須の職業となった背景があります。
美容師のように手荒れの心配がなく、体力面でもさほど心配ないことなども理由に、女性美容師の転身先としても高い人気を誇っています。
まつげ美容の普及率
現在、まつげエクステやまつげパーマといった目元の美容は、学生からOL、主婦まで幅広い層に浸透しています。
最近では、ナチュラルで上品さを求めるお客様が多い為、まつげエクステのデザインもどんどん進化しています。
そんなナチュラル志向のお客様ニーズに合わせ、まつげパーマのブームが再度到来しています。
まつげサロンは、成人式、結婚式などの特別イベントの際に利用するお客様はもちろん、美容室に通うように定期的にサロンに通うお客様も多い美容サロンです。
まつげ美容液を購入し自まつ毛のケアや育成を自宅で行う女性も増えているほど、女性のまつげ美容への意識も高まっています。
現在、女性の関心が高まっているまつ毛の施術をするアイリストの仕事は、お客様の魅力を存分に引き出すことができる、とてもやりがいのあるお仕事です!
まつげ美容の歴史
まつげエクステの始まりは、40年ほど前に韓国の工場で余った付けまつ毛を有効利用したことがきっかけだと言われています。
美容業界では比較的歴史の浅い技術とされ、日本にもまつげエクステの技術が入ってきたのは、20〜30年前にだと言われています。
当時は、自まつ毛2~3本を束にして6本~8本毛束状のまつげを付けていたようですが
自まつ毛への負担が大きく「まつ毛が抜ける」「エクステが取れやすい」などの問題点が多かったようです。
その後、現在も主流となっている毛先が細い人工毛が誕生し、専用接着剤(グルー)の性能も改良され、安全性や自然な仕上りに、一気に人気が加速しました。
そして、その後も問題点が改善されると共に、まつげサロンの数も増え、美容業界の中でも注目される美容サロンとなりました。
アイリストの具体的な仕事とは?
まつげエクステンション、まつげパーマなど、目元に関わる施術を行います。
アイリストの技術は、同じ免許が必要な美容師とは技術が全く異なる為、美容師として活躍をしていた方でも1から技術や知識を習得する必要があります。
目元はその人の印象に大きく関わるパーツ。
目元が変わるだけで、顔全体の印象が変わるほどです。
アイリストのスキルによってエクステの持ちやデザイン、仕上がりに差がでるため、1人1人のお客様のなりたいイメージに近づけたり、魅力を引き出すことができる技術の高いアイリストは支持され沢山の顧客を掴むことが出来ます。
そして、最近ではアイリストのお仕事や技術・知識の幅も広がり、まつ毛の施術だけで留まらず、お客様自身では整えにくい眉毛をお顔に合う形に整えケアするアイブロウの技術を習得しサービスとして提供するサロンも増えています。
アイリストのお仕事は、目元というとてもデリケートな重大な事故に繋がりかねない箇所を施術する為、お客様への安全性を保つ為にも薬剤や技術に対する正しい知識の勉強も必要です!
まつげエクステが主流
目元の美容の主流は、まつげエクステをイメージする方が多いと思います。
まつげエクステの施術では専用のグルーを使い、まつ毛一本一本にエクステをつけていきます。
まつげエクステの種類や長さは様々なものがあり、お客様の希望に合わせたデザインのエクステを付けていきます。その為にも施術前にお客様の好みや希望の仕上がりを確認するカウンセリングが重要となります。
まつげエクステは、スポーツ中やノーメイクの時も目元の華やかさを維持でき、デザインも豊富でどんなシーンでも用途に合わせた仕上がりに出来るので、長く高い支持を得ています。
メイク時間が短縮できますが、マスカラを使用する際は専門のマスカラを使用する必要があったり、オフの際はオイル以外のクレンジングを使う必要があったりと、普段からケアは必要です。また、エクステはまつ毛にしか付けられないので、自まつ毛に隙間があると目立ってしまいます。
施術を行うだけでなく、まつ毛の正しい知識や自宅で出来るケアなどをお客様にお伝えすることで、お客様から信頼されるアイリストとして活躍することができるでしょう。
定期的にまつげエクステを付けるお客様は、施術から3~4週間ごとにリペアが必要になります。
美容室に通うよりも来店サイクルが短いので、指名してくださるお客様と近い存在になれ信頼関係も築け、やりがいを十分に感じられるお仕事でもあります。
まつげパーマも人気
まつげパーマは、専門のパーマ液とロッドやビューラーなどの道具を使い、まつ毛をカールさせる施術のことです。メイクをしていなくてもまつ毛がカールしている状態を維持できます。
自まつ毛をカールさせる施術なので、まつげエクステとは異なりまつげの長さは変わりらず、より自然な仕上がりになるということもまつげパーマの人気の理由です。
また、まつげパーマは「コスパの良さ」も魅力の1つ。
サロンにより金額差はありますが1回あたり2000円~8000円程度とまつげエクステよりも安価で施術時間も短いです。
まつげエクステより持続するので、施術の頻度は抑えられるので、主婦や子育て中の方にも人気が高いです。
パーマ液で自まつげが痛む可能性があるので、こちらも日頃からケアが大切です。
また、まつげパーマとは別に、「まつげカール」と言う施術もあります。
同じように思っている方も多いですが、まつげカールの方がまつげパーマよりもまつ毛や皮膚への負担が少ない液を使用していることから、まつ毛が傷んでしまっている方におすすめの施術です。
まつげエクステだけでなくまつげパーマの技術を習得することで、アイリストとして技術の幅も広がり、担当できるお客様も増え、活躍の場が広がりますよ。
アイリストに必要なスキル
アイリストも美容師同様に接客業です。
美容師ほど施術中の会話は必要ではありませんが、カウンセリングなどのコミュニケーションスキルは美容師同様必要になります。
どんなイメージになりたいのかを聞き出し、またプロから見たアドバイスも必要なこともあります。
特に、初めてまつ毛の施術を受けるお客様は緊張されていることが多いです。
リラックスさせて楽しんでもらえるコミュニケーション能力もアイリストとして役に立つでしょう。
お客様だけでなくスタッフとのコミュニケーションも大切です。
まつげサロンの場合、スタッフはほぼ女性のみの可能性が高いです。
お互いにサポートし合い、気持ちよく働けるように、コミュニケーションを心がけることをおすすめします。
アイリストの技術習得
アイリスト未経験の方は、就職先として研修制度のあるまつげサロンを選ぶことをおすすめします。
正社員であれば、未経験を歓迎するサロンは沢山あります。
3ヶ月程度の研修期間を設けているサロンが多く、講師や先輩スタッフから技術や知識を学べます。
アイリストは美容師と異なりデビューまでの期間がとても短く、技術習得後は研修期間を経て、実際にお客様に入客することができます。
アイリストと言っても、技術の幅や提供するサービスはサロンによって異なります。
未経験で研修制度のあるサロンを探す場合は、まつげエクステの技術習得はもちろんですが
まつげエクステ以外にまつげパーマ・アイブロウなど、自身が何の技術を取得したいのか?
など、しっかりと考え職場選びをしてください。
また、まつげサロン専門店もあれば、ネイリストやエステティシャン・美容師など多職種も在籍する複数のサービスを提供するトータルビューティサロンもあります。
「どんなサロンで働きたいのか?」
「先々どんなアイリストを目指したいのか?」
を考えてあなたに一番合ったサロンを見つけてくださいね!
技術習得の方法は、研修制度のあるまつげサロンを就職先に選ぶだけではありません。
他の選択肢として、講習会やスクールに通う方法もあります。
日本アイリスト協会の認定校もあり認定講師が在籍しているので、しっかりとした技術や知識を身に付けることができます。
サロンで働く前に技術を習得したい方におすすめです。
サロンで実務経験を積んだ後は、アイリストとしてサロンで働くだけでなく、スクールでの講師やサロン向けの講習を行う講師としても活躍することもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アイリストのお仕事が見えて来ましたでしょうか?
アイリストのお仕事は、美容師に比べてまだ新しい職業ではありますが、今後も更に活躍の場が広がっていく職種となることでしょう!
こちらの記事では、アイリストならではのお悩みをまとめてみました。
あなたのお悩みの解決の糸口が見つかるかも?