就職活動、転職活動の際、誰もが悩むことになる『自己PR』
履歴書、WEB応募の詳細、面接の時など、意外と書いたり話したりする機会も多いかと思います。
・どんなことを書いたらいいのか?
・どんなことを伝えたら良いのか?
美容師の皆さんも迷うことも多いのではないでしょうか?
自己PRを書いたり記入する時は、あまり多く詰め込んでも、相手が読みにくくなってしまうので、一番効果的に自分をアピールできる内容に絞り、簡潔にまとめることがポイントです。
まずはどんな項目で自己PRできるのかをあなた自身が知ることが大切です!
ポイントをまとめたので、是非参考にしてみてください。
自己PRに入れるべき項目
まず、美容師さんにオススメのアピールポイントを3つ紹介します。
- 経験年数・実績・前のサロンでの役割など具体的な内容
- 何ができるか(何が得意なのか)、この美容室でどう貢献できるか?
- どうしてこの美容室に入りたいのか?
抽象的な内容や表現ばかりだと、伝わりづらい上、印象が残りません。
サロン側が、あなたがサロンで働いている姿を想像できるよう、具体的な内容を入れましょう!
スタイリストの場合
- 顧客数
- アシスタントの教育担当をしていた経験
- コンテストの入賞歴
- ヘアショーの経験
などを入れると具体的な内容になります。
アシスタントの場合
美容師を目指した理由や意気込みでアピールできます。
学生時代にコンテストへの参加や、作品作りの経験があれば、それらもアピールになるでしょう!
実績のアピールポイントがあるスタイリストに比べ、アシスタントは技術面でのアピールポイントが少ないので、今の時点でできる技術の他に、目標や粘り強さ、接客面のことも加えてみると良いです◎
PRポイント!
スタイリスト・アシスタント・新卒・転職者それぞれの内容に合った項目を工夫してアピールしてみてください。
自分をどうPRをしたら良いか悩んだ時には
- どんな美容師を目指したいのか?
- なぜこの美容室で働きたいのか?
などのあなたの想いを記載してみてください。
PRの方法
他にも下記のような視点でのアピール方法もあります。
- 美容師という仕事に対してのポリシー・姿勢
(接客で心がけてること、工夫していることなど) - コンテストや実績を得るために自分で工夫・努力したこと(練習方法、時間の使い方など)
- 美容師の仕事に役立っている自分の長所
(向上心がある、人が好き、話すことが好きなど) - 周りからどんな人だと思われているか
履歴書やメールは欄が小さく、書ける量も限られるので、これら全てを入れる必要はありません。
一度、思いつく項目を全て書き出してから、自分が一番アピールしたい事、サロン側に伝えたい事を選んでみるとスムーズに自己PRを作れるでしょう♪
あなたのアピールポイントを自分で知ることで、面接時もスムーズに応えられるようになりますよ!
パート美容師の場合
パート勤務希望の場合、働く時間や曜日、場所などがある程度決まっていると思います。
その為、PRと言うよりは希望を伝えることが多くなるかもしれません。
お子様の有無でも変わってきます。
- 1日何時間働けるか
- 何時〜何時の間だけ働きたい
- 週何日働きたい
- 希望の曜日を働きたい or 休みたい
などご自分が可能な勤務条件を事前に整理しておき、優先度も考えておくとサロン選びでも役に立つでしょう。
技術面
美容師は技術職ですので、他の職種と違い、経験年数やスキルも必要です。
最近では、パートアシスタントを募集されているサロンも増えています。
多くのサロンがブランクがある方の技術サポートを行っていますので、スキルが不安な場合は、不安に思っていることを伝えましょう!
求人情報に明記されていなくても、技術の確認などが可能かどうか聞いてみてはいかがでしょうか?
こういった条件面は、働く上で必要なことです。
しっかり確認をしましょう!
今後のプラン
「お子さんが大きくなれば正社員として働きたい!」
などの想いがあれば、その想いも伝えると良いでしょう!
頑張って働きたいと言う想いは、マイナスにはなりません。
あなたの今後を考え、より良い働き方をサロンさんが一緒に考えてくれると思います。
ポイント!
サロンの特徴が応募理由になっていることもあるでしょう。
- 女性がたくさん活躍している
- 子育て中の美容師さんが活躍している
などそのサロンの惹かれた部分を伝えることもオススメです。
「なぜ美容師として復帰したいのか?」
その気持ちがそのまま、あなたの自己PRになるのではないでしょうか?
美容師と言う仕事に対しての想いをぜひ記載してください。
新卒美容師の場合
新卒の美容師さんの場合は、技術や経験面でのアピールができないことに不安を感じているのではないでしょうか?
これは、美容師に限らず全ての職種の新卒生が同じです。
学生時代の取り組みやアルバイトの経験についてをアピールすることも自己PRになります。
また、美容師の場合は
- 「どうして美容師を目指したのか?」
- 「どんな美容師になりたいのか?」
という部分も大切ではないでしょうか?
上手に話すことを意識するよりも「美容師」という職業に対する想いを伝えることを意識してみましょう!
ポイント!
このページを見ている新卒の美容師さんは、すでに応募先が決まっている方が多いと思います。
サロンを選ぶ際、こんなサロンで働きたいという希望の中に、将来自分がなりたい美容師に近づける要素があったのではないでしょうか?
こういった面でも、どうしてそのサロンを選んだのかを自分の意気込みと交えて伝えられます!
自己PRを書く上で注意すること
内容はもちろん、書き方でも気をつけるポイントがあります。
- 履歴書の場合は、丁寧な字で書き、メールの場合は読みやすいように改行も上手く使ってください。全て書き終わったら、誤字脱字の確認を忘れずに行いましょう。
- メールやウェブで書いた自己PRと紙の履歴書の自己PRの内容は被ってかまいません。
全く異なる内容を書いてしまうと、逆にPR文自体の信頼度が下がってしまいますので、気をつけてください。
また、転職の理由を書く場合は、前向きな内容を伝えましょう。 - 複数サロンに応募する場合、完全に同じPR文の使いまわしはやめましょう。
自分の実績などはもちろん同じ内容になりますが、そのサロンで活躍したい理由はサロンごとに異なるはずです。
抽象的な内容を書けばどのサロンにも当てはまり便利に感じても、アピール力が薄れてしまいます。
どうしてこのサロンを魅力的に感じたのかを丁寧に書けば、サロン側の印象にも残るPR文になるでしょう。 - 実際と異なることを伝えたり、よく見せようとする必要はありません。
こういったことが、実際に働いてみた時にギャップを感じたり、働きづらく感じることに繋がってしまいます。
本当にあなたにピッタリのサロンで働けるように、あなた自身も意識してみてください。
自己PRに「正解」はありません。
1人1人の内容が異なって当然です。
インターネット等にある定型文は参考程度に、自分を一番伝えられる内容を意識しながら考えてみてください!
迷ったらまずは自己分析
自己PRを書く上でも、サロンを探す上でも大切な要素が自己分析です。
何から始めるべきか迷った場合は、まずは自己分析から始めてみてください!
例えば下記のような内容で、今までの経験や実績を振り返ってみましょう!
- どうして美容師になろうと思っていたのか?
- どんな美容師を目指しているのか?
- 美容師の仕事をする上で心がけていること
- お客様、スタッフとのコミュニケーションで気をつけていること
- 今までの実績はどんな努力の結果か?
- 成長過程で大変だった時・壁にぶつかった時をどうやって乗り越えたか?
- どうして転職をしたいのか?
これらを分析することで、自分が目指しているものなどが見えてきます。
- 自分が今後どんな技術を身に付けたいのか?
- どんな活動をしたいのか?
- どんな働き方をしたいのか?
自己分析がしっかりできれば、自然とあなたに合う美容室の特徴も見えてきます。
ここでの自己分析は、この後に待っている面接でも役に立ちます♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自己PRは応募時に初めて考える方が多いかと思いますが、最初にやってみると転職、就職活動自体がスムーズに進められます。
一度試してみてはいかがでしょうか?
こちらの記事では、美容師さんが面接を受ける際使える逆質問についてまとめています。
是非参考になさってください。