美容師さんの求人を見ていて
「美容師さんが働きたいサロン」と「美容室が求めている美容師さん」のマッチングがなかなかされていないように思います。
美容師さんが求めるのは
- 給与面
- 出勤日
- 就業できる時間
- デザインスキル
- ベーシックなスキル
- 撮影スキル
- メイクスキル
などなど、美容師さんによって様々だと思います。
希望が全部叶う美容室はかなり少ないと思いますが、普段から数多くの美容室さんと打ち合わせさせて頂いている身としては
転職の相談を受けた時に「それならこことあそこの美容室さんが良いよ!」とオススメできる場合があります。
美容室の保健所登録が25万件と言われています。
駅前にコンビニはなくても美容室はあったり、それくらい日本には美容室さんがあります。
そこで今回は自分の目標・やりたいことに合わせて、サロンの選び方をご紹介していきます。
美容師として将来の自分をイメージをする
「失敗しない美容室探し」の最初のコツは
- 美容師としてどう働きたいか?
- 美容師としてどうなっていたいか?
を思い描くことからではないでしょうか?
- 美容という仕事は好きだけど、サポート業務のほうが性にあっているからずっとアシスタントで良い◎
- 早くデビューできる環境が整っているところで働いて早くスタイリストになりたい!
- 30歳までに独立して自分の理想のお店を持ちたい!そのためにこういった経験がしたい!
というシミュレーションがあると、今どんなお店で働くことが自分のキャリアにとってベストなのか
自分にとって大切な事を軸に美容室選びができます。
今までの美容師さんのキャリアパスから比べると、美容室での働き方のバリエーションは増えてきたと感じます。
以前までは、
新卒で入社→アシスタントとして修業→スタイリストデビュー→指名売上を伸ばすため技術・接客スキルを磨く→店長・マネージャーなど管理職を兼務→独立のため退社、結婚出産のため退社
最終キャリアがこんな感じの方がほとんどだったのではないでしょうか?
美容業界も働き方改革が起き、ずっとアシスタントとして働き続けることができたり、時短勤務、土日休みの美容師さんなど本当に働き方のバリエーションが増えたなと感じています。
自分に合った美容室とは?
求人をお手伝いする中で、お店で働くスタッフさんにインタビューをさせてもらう場合があります。
それぞれにお話を聞いていると、所属している美容室さんと共通点が見えてきます。
- 入社のキッカケ
- 続けてこれた理由
- 美容師としての価値観
- 働き方
自分のまわりの美容師仲間や同僚、自問自答したときに腑に落ちる部分はないでしょうか?
- 飛び込みのお客様がご来店した時に、他のお客様を少しお待たせしてしまうが調整して受付するサロン
- ご予約を入れて頂いたお客様をお待たせしたくはないので、急な受付が難しかったらお断りするサロン
- お子さんの体調不良な日があった場合に周りのスタッフも理解して協力をしてくれるサロン
- 日々のチームワークや雰囲気がすごく良いサロン
- スタイル撮影が多く、SNSも駆使して、お客様にも美容師さんにも多く知られているサロン
これだけ美容室があれば、それだけ美容室オーナーの考えがあります。
自分自身の美容師イメージがしっかり持つ、もしくは漠然とでもイメージが固まっていれば、共感できる美容室たくさんは見つかるはずです。
そのためには、気になったサロンさんには直接足を運ぶことが重要です!
インターネット上では表現できないお店の雰囲気は絶対あるなと色々なサロンさんに行って感じます。
動画でサロン見学できるtocoroniもオススメです!
ネット上の情報から働いてみたいサロンさんの候補を探す
自分が働きたいと思う美容室をチェックをしてみましょう!
内装デザイン、スタイル作品、スタッフ写真をみることでその美容室のテイスト・テーマはある程度想像できると思います。
スタイル写真ひとつに焦点を当てても
- 背景まで気にして、スタジオで撮影しているのか?
- 20代前半向けのスタイルなのか?
- 30代の大人の方向けのスタイルなのか?
その美容室の顧客のボリュームゾーンも透けて見えてくる情報だと思います。
バックスタイルが多いサロンさんであれば、作品より日々のリアルなスタイルを発信することで質に注力をしている美容室と言えます。
スタイル写真が少ない美容室は、顧客が幅広い年齢の方に支持されていて、ベーシックな技術に力をいれている、それが身に付く美容室なのかもしれません。
ちゃんとサロン見学に行く
ネットで見て気になった美容室さんがあれば、実際にサロン見学に足を運んでみましょう!
写真では雰囲気が自分に合いそうと思っても、実物はイメージとちょっと違う・・・というのはあると思うんです。
こればっかりは正解、不正解がある話ではありません。
その人との相性や感覚の差なので、実際に自分の目で見て、ネットでは感じられない沢山の重要な情報を得ることができます。
サロン見学も受付しているサロンさんが多数ですが、HPのリクルートページをみるとサロン見学は受け付けていなくお客さんとして来てくださいという美容室さんもあります。
まずはHP・リクルートページ有無をチェックし、記載があれば失礼のないのように内容をは把握しておきましょう!
美容師としてやりたいことを明確にしておく
気に入ったサロンを実際に自分の目で確認して、雰囲気が自分と合えば、後は自分自身がどう成長できるか?どう働けるかの確認になります。
働いてみたいサロンのHPに好きなスタイルがあったり
「そんなスタイルを自身もつくれるようになりたい!」
ということであれば、作品取りのことを中心に話をすると盛り上がるかもしれませんね。
逆にスタイル撮影はしていても、自身が望むようなスタイル撮影をしていないこともあります。
細かい事ですが、しっかり確認をしたほうがお互いに良いです◎
美容室探しのコツとして、働く時間や、条件にこだわりがあっても、ここだけは理解してもらえる美容室で働きたいということであれば、しっかりそれをお伝えして、その代わりに自分がどんなことでお店に貢献できるかをアピールをすることが大切です。
数多くのオーナーさんとお話させて頂いて思ったことは、条件に合わない人材でも人柄が良かったから採用になった話を良くお聞きします。
本人の人柄や今いるスタッフと連携や調和が取れる方であれば、結果的に雰囲気も良くなってお客さんも居心地が良くなって、トータルで売り上げアップが見込める算段ができているからなんでしょうね♪
美容師としての将来の話
美容師さんのステップアップとして従来は、
新卒でアシスタントとして入社→練習とモデルさんを経てスタイリストデビュー→リーダー/マネージャー/店長など管理業務を経て→独立というのが多かったのでないでしょうか?
ずっとアシスタントで良いという若手、業務委託スタイリスト、FC独立など、新しいキャリアも増えてきました。
最終キャリアが独立が多い業界だからこそ、カリスマ美容師ブームに美容学生だった方々が独立をされた2011年~2013年頃から人材難と言われるようになったように感じます。
その頃は、デビューを考えていないアシスタントだと・・・いう声がありましたが、今は、アシスタント業務も一生懸命、笑顔でやってくれるならすごく欲しい!と状況も変わってきました。
アシスタントでも生産性が上げれるようにスパメニューを作ったり、シャンプー指名を取り入れているサロンさんも珍しくなくなってきました。
ちょっと前まではデビューしたくないんです・・・とか、いつまでに独立したいんです!
とかすごくNGワードだったのではないでしょうか?
これだけ美容室が増えてきているので、あなたのスキルを必要としているサロンさんはありますし、独立ということも、完全独立なのか、共同出資で独立なのか、不動産と内装はオーナー契約でテーマと経営を任された独立なのかとケースも増えてきました。
面接時に気をつけておくこと
面接の前に履歴書・職務経歴書を用意しましょう!
内容は、新卒生であれば、学校での取り組みやバイトやサークル活動など、どんな姿勢でやってきたかを添えて書くと良いでしょう。
中途採用の方であれば、どこのお店でどこまでできるようになっているか?
経験したことやスタイリストさんであれば実績とかもかならず面接時に聞かれる箇所なのでやってきたことは書いておきましょう!
次に面接時の服装です。
応募したいというサロンさんがカジュアルでも面接の時は、キレイ目の格好で「面接を受けさせていただきます」という意気込みが伝わる格好が無難です。
やっぱり「面接をさせていただく」というスタンスが大切です。
まず美容室にお伺いした時に、笑顔でしっかり挨拶ができたら好印象からのスタートが切れると思います。
まとめ
いかがでしょうか?
これだけたくさんの美容室があるので、自分ができること、したいこと、好きなことが決まれば、自分に合った美容室さんはかならず見つかります!
そのためにちゃんと自己分析をして気に入ったサロンさんにはちゃんと足を運んでくださいね♪
こちらの記事では美容室の探し方についてまとめています。
是非参考にしてみてください。