美容師の失敗しない転職に大切な3つのポイント

美容師の就職活動

今のサロンから他のサロンに転職を考えている美容師さんへ

求人サイトや友人・知人からの紹介、ヘッドハンティングなど、再就職先の美容室の探し方は様々あります。
でも、25万件もあると言われる美容室の中で、どんな美容室を選んだら良いのか迷ってしまいませんか?

1つの求人サイトを利用しても沢山の情報がありすぎて
「どこのサロンが自分にあっているのか?」
また働いてみても、思っていた環境と違い長く続かなくて辞めてしまう・・・。
そんな経験をした方は少なくないですよね?

美容業は、他業種と比べると転職率が高いですが、これだけ選べる環境があるというのは求職する美容師からすればメリットかもしれません!
しかし違った方向から考えてみると、これだけ選択肢のある状況で転職という部分では、デメリットになっているかもしれません・・・。

この記事では長く働ける環境、自分にあった環境って、どうやって探せば良いのか考え方も含めてご紹介していきます!

 

人材不足のサロンが多い事による弊害

先程メリットとして書いた通り、人材不足のサロンが求職者以上にあるのが美容室業界の現状です。

働きたい人数(求職者)より
働いてくれる人を求めるサロン数が圧倒的に多くなっています。

美容室側は、人材を確保するために労働環境を以前より改善し、賃金も前に比べて上げてきているので、より働きやすくなってきているのではないでしょうか?

求職者側からすると、働きやすい・給料が良い美容室を選ぶことが出来るのは、就職・転職時の選択肢が増えたという面ではメリットですよね。

しかし
「働いた美容室の環境をより良くしていく」
「今いる環境で仕事を充実させ、楽しんでいく」
といった考え方が段々と失われていっているように感じています。

要するに、サロンが与えてくれた労働環境次第では長続きもするし、場合によっては半年も持たずに次のサロンで働いている。
サロン任せの求職が目立ってきているんですよね。

なんか違うなぁ。。。
と感じてきたら求人情報を覗いて、すぐに別のサロンの情報がすぐに見れてしまう環境です。

悪いことばかりでもないですが、良いことばかりでもない気がします・・・。

 

今ある環境で長く働く

想像しにくいかもしれませんが

  • 「今いるサロンを退職したら、美容師を辞めなければいけなかったら?」
  • 「人材が溢れていて、中々再就職先が見つからなかったら?」

もう少し今の美容室で、頑張ってみようと思ったりするかもしれません。
長く働いていると会社、サロン、お客様に貢献していけば、あなたの意見や行動に重さや力がついて、美容師としてのレベルも上がるのではないでしょうか?

今と昔を比べても仕方のないですし、時代や環境も違うので、昔が良かったとかそういった事でもないので誤解してほしくないのですが
「売上がしっかり作れる美容師」「お客様から支持される美容師」が少なくなった気がします。

働いて数ヶ月のスタッフが給料を上げてほしいと言って、簡単に上がるものではないですが
勤続5年のスタッフが同じことを言ったとしたら、変わる可能性がでてくるんですよね。

少し厳しい意見になってしまいますが
与えられて当たり前になっているのであれば、サロンワークは長続きし難くなるし、きっと全てをサロンのせいにして転職を繰り返す事になるでしょう。

仕事ってそんなに甘いものではないです。
けれど、自分で環境を変えることは出来るし、楽しむ事も出来るはずです!

「理想の環境を追い求めるのではなく、理想の環境を自ら作っていく。」
そのマインドが今の美容師、美容業界の状態だと中々育ちにくいのも仕方ないとも思います。

ですが、どこで働いたとしても
「理想のサロンは無い!自ら作るものだ!!」と、まずは認識しましょう。

とは言え、目的が明確な上で転職をしている方は、ステップアップしているのも事実なので、やはり転職に対する考え方、意識の持ちようが大切なんだと思います。

この辺りを踏まえて、3つのポイントをお伝えしていきます。

 

①求める条件は何ですか?

自分が求める・求められるサロンで働きたいですよね。

でも考えて欲しいのは「なぜ転職を考えたのか?」です。

  • 休みがもっと欲しかったのか?
  • 労働時間が長かったのか?
  • 教育が充実していなかったのか?
  • 給料が安かったのか?
  • スタッフが多すぎたのか?
  • 逆に少なすぎたのか?
  • 人間関係が良くなかったのか?
  • 新規に入れなかったのか?
  • 成長できないと感じたからか?

様々な原因があるはずです。
まずは原因をはっきりさせましょう!

 

『自己分析』

そのサロンの全てが嫌だった訳では無いですよね?
良かった所はどこでしたか?

これだけサロンがあると、そこが曖昧なままサロンを探し始めてしまうんです。
なんとなく。とまではいいませんが、簡単に辞めても次が見つかる時代です。

しかも今よりも条件の良いサロンがゴロゴロあります。
元々の給料にはそんなに不満があった訳でもないのに、求人情報をみたらもっといい給料のサロンがいっぱい掲載されています。

給料は高いに越したことはないですよね?
休みが大いに越したことはないでしょう!

でも分析をしっかりしていないと、そこに惑わされるんです。

日曜日も休めるサロンって良いですよね。
でも辞めたい理由はそこですか?
探していた条件はそこですか?

数あるサロンの条件に惑わされてしまうと早期離職に繋がります。

  • 安定を求めますか?
  • 成長を求めますか?
  • やり甲斐を求めますか?
  • 将来の独立を目指しますか?
  • 今のサロンでは駄目だった所はどこですか?

自分が辞めた・辞めたいと感じている理由を明確にしていれば、数あるサロンの中から、自分が探している、良いサロンを見つけやすくなるはずです!

 

②比較するなら比較ポイントを明確に

人材が欲しいサロンが幸いにも数多くあるので、どんなサロンかを比較する事もあります。

同じようなサロン条件でも、実際働いた時には全く違うサロンなんですよね。
どこをポイントにしたら良いのでしょう?

自分が求めるサロンの条件を、優先順位をつけて箇条書きにしてみてください!
まずはそれだけでもかなりの数が絞れるはず。

数あるサロン情報の中から、自分が求めるサロンを探しやすくなるでしょう!

 

『ポイント』

最も大事なのはそのサロンの雰囲気や、働いているスタッフです。

自分がこれから働くサロンですから
どんな方が働いているのか?
どんな雰囲気のサロンなのか?
確認しておきたいですよね。

労働条件だけで働くサロンを決めるから失敗するんです。

サロン見学をしていますか?
お客を装って訪問したりしてますか?

サロンがそういった事を受け入れてくれる体制を整えてくれているのであれば、それをフル活用した方がいいですよね。
条件ももちろん大切ですが、サロンの雰囲気がいいに越したことはないですよね。

どんな人が働いているのか気になりません?
面接だけで判断できます?
仮に50万の給料をもらえたとしても、常にイライラするような状態で働き続ける事は出来るでしょうか?

何を差し置いてもガッツリ稼ぎたい!
という方は大丈夫かもしれませんが、それでもスタッフ同士で会話もなく、清掃も行き届いていない殺伐としたサロンで長く働けるイメージはあまり沸かないかもしれませんよね。

 

③写真や文章では伝わらない事が多くある

InstagramやX(旧Twitter)すらもしかしたら時代遅れになるくらい、SNSやネットの活用方法は変化していっていますよね。
インスタを例にとっても、写真だけではなくストーリー・リールを活用している方も増えています。

Googleでも動画コンテンツは、検索などで優遇されているようです。
動画の方が写真や文章より情報が詰まっているんです!

 

『サロン見学』

先程、サロン見学のお話を書きましたが、今はネット上でサロン見学も出来る時代なんです!

それでもサロン全てを動画で見ることはできません。
なので動画でサロンを絞り込み、数件に絞ってサロン見学に行く。
もしかしたらこれからのスタンダードになるかもしれません。

いままでの転職で妥協したり、見えていなかった事が新たに見えてくる可能性を秘めています。
サロン動画にはスタッフの様子やサロンの雰囲気が少ないながらも盛り込まれているんですよね。

条件を優先したい方は、今までと変わらない転職活動で良いでしょう。

でも少しでも長く働ける、より働きがいのある環境を求めるのであれば、辞めた理由や求める条件を明確にし、そして動画を活用していけば、今より確実に素敵なサロンに出会えるでしょう!

自分が働く環境を、美容業界の大手集客サイトのように、ここ良さそうだから行ってみよう。
みたいに決めてしまっていいのでしょうか?

一般の方が集客サイトを活用するのは当たり前かもしれませんが、それと転職は全く違う事なのに同じように検索して決めてしまうのは、ひょっとしたら大切な時間を無駄に過ごしてしまう事に繋がってしまうかもしれません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

何を最優先にするかはそれぞれ違います。
あなたに合った、安心して長く働けるサロンをぜひ見つけてください!

 

こちらの記事では、美容師のあるあるをまとめています。
たまには息抜きで、あるある共感してください♪

美容師のあるある108個集めてみました!
美容師であれば一度は体験、感じた事がありそうな事をまとめてみました。 美容師ならではの「あるある」一般の方ではよく分からない事でも、美容師であれば共感してもらえる事も多いはず! 筆者の独断と偏見もかなり含まれますがノークレームでお願いします!! 広い心で見守っていただければ幸いです。