美容室のシャンプー台の種類と特徴

美容師向けお役立ち情報

美容室に行くと、必ずと言っていいほど利用することになる『シャンプー台』
美容室によって見た目や座り心地などもかなり異なり、お気に入りのシャンプー台があるという方もいるのではないでしょうか?

ヘッドマッサージやトリートメントなど、以前よりシャンプー台にいる時間が増えているため、お客様にとっても、シャンプー台が自分に合うかどうかは重要になってきています。

今回は美容室のシャンプー台について知りたい方たちに向けに、それぞれの特徴をまとめてみました!
これから美容室で働く際の参考になればと思います♪

 

シャンプー台の種類

美容室に行くと、サロンごとにシャンプー台がそれぞれ違うと感じていると思います。
実際は、大きく分けて2種類です。

 

サイドシャンプー

昔からある形のシャンプー台の形です。
洗面部分が壁にくっ付いていて、美容師さんがシャンプ台の横(左側)に立ち、シャンプーを行います。
この場合、お客様を抱え込むように洗うため、力を入れやすく「洗う」という目的には最適です。

 

サイドシャンプーのメリット

水圧も高めで、パーマ剤やカラー剤を落とす時間やシャンプーの時間は短くて済みます。
美容師とお客様との距離が近いので、フェイスガーゼが必須です。

首に負担を感じるお客様も多いようですが、シャンプーが思いっきりできる形なので、すっきり感はこちらの方があるようです。

 

サイドシャンプーのデメリット

背もたれが倒れ、お客様はほぼ完全に寝た姿勢になります。
その代わり、美容師側は前かがみの体勢になるので、腰への負担が大きいです。

 

バックシャンプー

洗面部分が壁から離れており、美容師がお客様の後ろに立って施術ができる形のシャンプー台です。

洗面部分を挟んで立つので、お客様との距離もあり、圧迫感がありません。
そのため、フェイスガーゼも必要ありません。

バックシャンプーだと左右で同じように手を動かせ、左右で同じ力を入れられるので、トリートメントやマッサージなどのリラクゼーションに向いています。

 

バックシャンプーのメリット

お客様は座った状態で首を後ろに傾けるだけなので、首にかかる負担が少ないと言われています。

首が立っている状態のバックシャンプーの場合、力を入れて洗うことには向いていませんが、完全に寝た状態になれるフラット型のバックシャンプーもあります。
また、美容師は座って施術を行えるので、体への負担が少ないです。

 

バックシャンプーのデメリット

距離の関係でシャワーの水圧は弱めです。
首の後ろが流しずらかったり、カラー剤やパーマ剤を落としづらいなどの特徴もあります。

 

バックシャンプーのポイント

バックシャンプーは、ヘッドスパやマッサージなどのリラクゼーションメニューに向いています。
ヘッドスパなどのリラクゼーションメニューの人気が出てきた頃から、バックシャンプーを置いている美容室も増えてきました。

 

美容師にとって違いは?

美容師側からすると、サイドシャンプー、バックシャンプー、どちらも練習すれば問題はなく、あとは好みのようです。

バックシャンプーが増えだしたのが10年ほど前からと言われており、それ以前からスタイリストとして活躍している美容師には、バックシャンプーの使い方を学んでいない方もいるようです。

お客様にとってもこの二つのシャンプー台は、身長や首への負担の感じ方で好みが異なってきます。
そのため、シャンプー台をきっかけに美容室を変更する方も少なくないようです。
中には、両方設置し、使い分けている美容室もあります。

就職先を探しているアシスタントで
「ヘッドスパなどのリラクゼーションメニューのスキルを重視したい」
という方は、バックシャンプー台があるかどうかを条件に加えて探す方法も良いかもしれません。

 

オートシャンプー

オートシャンプーは、その名の通り自動でシャンプーを行ってくれるシャンプー台です。
一般的な美容室ではあまりありませんが、カラー専門サロンやカット専門サロンなどで見かけます。

頭の部分に、カバーをはめて使用します。
シャンプーの間に別の施術ができるなど、シャンプーにかかる人件費や時間削減につながります。

水圧で洗っていくので、毛穴の汚れまで落とすことができるようですが、手でのシャンプーと併用してオートシャンプーを使用する方法を取っている美容室もあるようです。
使い方次第で効果的に使用できそうです。

お客様によってはしっかり流せているか心配な方がいたり、水圧の変化でマッサージのような効果を感じることもあるようで、好みが分かれるシャンプー台と言えそうです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
意外と奥が深いシャンプー台の種類。
お客様として使う場合と、美容師として使う場合と、それぞれ感じ方も違うかもしれません。

サロン選びの1つとして、参考材料にしてみてください♪

 

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