美容師さんが就職・転職活動に見てほしい失敗しない美容室探しのコツ

美容師さんが就職・転職活動に見てほしい失敗しない美容室探しのコツ

私は前職もあわせて美容業界に携わって10年以上になり、今は美容室の求人サイト「CM&JOB」で美容師さんの求人のお手伝いをさせてもらっています。
求人の仕事をしていて思うことは、「美容師さん自身」と「自分が見合った美容室」のマッチングがなかなかされていないのが現状だと思いました。

美容師さんが求めるモノ・コト それはお給与面でったり出勤日・就業できる時間だったり、デザインスキル、ベーシックなスキル、撮影スキル、メイクスキルなどなど、美容師さんごとによって様々だと思います。

それを全部かなえられる美容室はぐっと減って限られてしまいように思いますが、ある程度の要望を美容師さんからヒアリングすると、それならこことあそこの美容室さんが良いよ、とおすすめできる美容室さんがあります。

美容室は保健所登録が25万件といわれてて、駅前にコンビニエンスストアはなくても美容室はあったりします。それくらい日本には美容室さんがあります。美容室のオーナーさんと打ち合わせをしていても、2010年ころまでの”辞めても次が入るから良い”という考えから、だいぶだいぶスタッフへの教育の仕方や待遇、考え方も変わってきているように感じます。

美容師として将来の自分をイメージをする

まずは、タイトルの「失敗しない美容室探し」の最初のコツは美容師としてどう働きたいか、どうなっていたいかを思い描くことからではないでしょうか。
美容という仕事は好きだけど、スタイリストとしてではなく人のサポート業務のほうが性にあっているからずっとアシスタントで良い、早くデビューできる環境が整っているところで働いて早くスタイリストになりたい。30歳までに独立して自分が思い描くお店を持ちたい。そのためには、こういった経験がしたい、というシミュレーションがあると、今どんなお店で働くことが自分のキャリアにとってベスト or ベターか。自分にとって大切な事を軸に美容室選びができます。

2010年くらいまでの美容師さんのキャリアパスから比べると、美容室での働き方のバリエーションは増えてきたと感じます。
以前までは、新卒で入社→アシスタントとして修業→スタイリストデビュー→指名売上を伸ばすため技術・接客スキルを磨く→店長・マネージャーなど管理職を兼務→独立のため退社、結婚出産のため退社。最終キャリアがこんな感じがほとんどだったのではないでしょうか。
それが美容業界も働き方改革が起きて、美容室さんと求人内容について打ち合わせをしていると、アシスタントとして働き続けることができたり、時短勤務、土日休みの美容師さんなど本当に働き方のバリエーションが増えたなと感じます。

自分に合った美容室とは?

求人をお手伝いする中で、お店で働くスタッフさんに取材をさせてもらいます。そうすると共通点があります。それは、入社のキッカケ・続けてこれた理由、美容師としての価値観・働き方が所属している美容室さんとちゃんとマッチングしていました。
自分のまわりの美容師仲間や同僚、自問自答したときに腑に落ちる部分はないでしょうか。

  • 飛び込みのお客様がご来店した時に、他のお客様を少しお待たせしてしまうが調整して受付するのか?ご予約を入れて頂いたお客様をお待たせしたくはないので、急な受付が難しかったらお断りするお店。
  • お子さんがいるスタッフがいれば、お子さんの体調不良な日があった場合に周りのスタッフも理解して協力をしてくれる、それに感謝をしていて日々のチームワークや雰囲気がすごく良いお店。
  • スタイル撮影をガシガシしていてSNSも駆使して、お客様にも美容師さんにも多く知られている美容室。

これだけ美容室があれば、それだけ美容室オーナーの考えがあります。自分自身の美容師象をしっかりでも、はたまた漠然とでも軸足ができていればきっと、たくさん共感できる美容室は見つかります。
そのためには、まずできるだけ気になったサロンさんに足を運ぶことが重要です。
インターネット上では表現できないお店の雰囲気は絶対あるなと色々なサロンさんに行って感じます。

ネットで出ている情報から働いてみたいサロンさんの候補を探す

自分が働きたいと思う美容室かしっかりチェックをしましょう。
店内の内装やスタイル作品、スタッフ写真をみることでその美容室のテイスト、テーマはある程度、わかると思います。
スタイル写真であれば、スタジオで撮影していたり、背景まで気にしてフロントからスタイルを撮影している美容室であれば、スタイル作成撮影に力をいれているのがわかると思います。
そのスタイルも20代前半向けのスタイルなのか、30代の大人の方向けのスタイルなのかによって、その美容室の顧客のボリュームゾーンも透けて見えてくる情報だと思います。もしくはバックスタイルが多いサロンさんであれば、作品より日々のリアルなスタイルを発信することで質に注力をしている美容室と言えます。
スタイル写真が少ない美容室は、顧客が幅広い年齢の方に支持されていて、ベーシックな技術に力をいれている、それが身に付く美容室なのかもしれません。

先日、ある美容師さんに入社したキッカケをお聞きした際の当時の選んだポイントを教えていただきました。まずは、web上でスタッフ一覧に若い子がいなかったこと、ブログを見てお店の雰囲気が良さそうだったからとのことでした。その美容師さんは、4年生大学を卒業してから美容師を目指している方でした。なので、若い子が同僚にいるよりは、しっかりマンツーで教えてくれるような環境を探していたとのことでした。

ちゃんとサロン見学に行く

ネットで見て気になった美容室さんがあれば、サロン見学に一回いってみましょう。
入った時にその美容室ごとの雰囲気てありませんか??
その雰囲気が自分に合う、はたまた、ちょっと違うのかなというのはあると思うんですよね。
こればっかりは○×△の話ではなくて。たまに求人でまったく困っていない美容室さんとも打ち合わせをさせて頂くことがあります。
なぜそうなのかなと思い返すと、お店の雰囲気に一体感があるように思います。

  • 全員で接客するようなチームワークだったりすると、雰囲気が良くなりみんな笑顔で美容ができたり
  • 良い意味の「類は友を呼ぶ」そんな美容室
  • 異性に好かれそうなスタッフさんが多いと異性に好かれそうなスタイルを希望しているお客様が多かったり
  • 同性からも好感が持たれるスタッフさんが多かったら、同様のお客様が多かったり

実際に足を運ぶことでネットでは感じられない沢山の重要な情報を得ることができます。

サロン見学も受付しているサロンさんが多数ですが、HPのリクルートページをみるとサロン見学は受け付けていなくお客さんとして来てくださいという美容室さんもあります。まずはそこをチェックをしていないと失礼になりますので、リクルートページがある美容室さんであれば必ずチェックをしておきましょう。

美容師としてやりたいことを明確にしておく

実際に美容室にいって、雰囲気が自分とあえば、あとは、自分自身がとう成長できるか、働けるかの確認になります。
働いてみたい美容院さんのネットページを好きなスタイルがあった、そんなスタイルを自身もつくれるようになりたい、ということであれば、作品取りのことを中心に話をすると盛り上がるかもしれませんね。
逆にスタイル撮影はしていても、自身が望むようなスタイル撮影をしていないこともあります。なので、しっかり確認をしたほうがお互いに良いですね。

以前に中途二年目のある美容師さんから相談を受けたことがあります。その内容は、紙面に出ている美容室で働きたいとご相談をいただき、業界でも有名な美容室さんに「こういう子がいるんですが」とお伺いをさせていただきました。すぐ採用担当の方から回答をいただきました。
「その子はうちには合わないかもしれませんね。というのも誌面で作品をしているのは、代表だけで現場のスタッフはほぼほぼサロンワークに従事しているんです。なので、スタイル撮影や誌面の仕事をガシガシやりたいという希望であれば、あれば他のサロンさんの方が合っているかもしれませんね」そんなことがありました。その子には別の美容室をご紹介させていただき今も元気に働いています。

やりたい事もそうですが、現状の家庭事情から、平日の9:00〜16:00(17:00)の平日と土曜しか働くことができない。けどせっかく美容師免許をもって、美容も接客も好きだからまた美容室で働きたい、けど、、、というパート希望の方もいらっしゃいました。

今、そんな休眠美容師さんが多くいて、パートアルバイトでも活躍できるお店、日曜定休のお店をオープンして、活躍の場を作っている会社さんがすこしずつ出てきています。

美容室探しのコツとして、ここだけは理解してもらえる美容室で働きたいということであれば、しっかりそれをお伝えして、その代わりに自分がどんなことでお店に貢献できるかをアピールをすることが大切です。沢山のオーナーさんとお会いさせて思ったことは、条件に合わない人材でも人柄が良かったから採用になった話を良くお聞きします。
本人の人柄や今いるスタッフと連携や調和が取れる方であれば、結果、雰囲気も良くなってお客さんも居心地が良くなってトータルで売り上げアップが見込める算段ができているからなんでしょうね。

美容師としての将来の話

美容師さんのステップアップとして従来は、新卒でアシスタントとして入社→練習とモデルさんを経てスタイリストデビュー→リーター/マネージャー/店長など管理業務を経て→独立というのが多かったのでないでしょうか。

2012年くらいから、新しいキャリアが増えてきたようにおもいます。ずっとアシスタントで良いという若手、業務委託スタイリスト、FC独立などなど。最終キャリアが独立が多い業界だからこそ、カリスマ美容師ブームに美容学生だった方々が30歳前後になって独立をされた2011年~2013年頃から人材難と言われるようになったように感じます。

そのころは、デビューを考えていないアシスタントだとな、、、いう声が今は、アシスタント業務も一生懸命、笑顔でやってくれるならすごく欲しい、と状況も変わってきました。アシスタントでも生産性が上げれるようにスパブースを作ったり、シャンプー指名を取り入れているサロンさんも珍しくなくなってきました。

ちょっと前まではデビューしたくないんです、、、とか、いつまでに独立したいんです!とかすごくすごくタブーなNGワードだったのではないでしょうか。これだけ美容室が増えてきているので、あなたのスキルを必要としているサロンさんはありますし、独立ということも、完全独立なのか、共同出資で独立なのか、不動産と内装はオーナー契約でテーマと経営を任された独立なのかとケースも増えてきました。

面接時に気をつけておくこと

ここまでが就職するサロン選びのコツの話ですが、準備をしていないと良いご縁もありません。

美容室オーナーさんに「面接時にこの子ちょっとなぁて思った応募者の方ていましたか?」という話にもなり、やっぱりオーナーさんごとにエピソードがありました。その中からいくつかエピソードをお伝えさせて頂きますが、お聞きしていてやっぱり思う事は「一般的な常識をもっているか」なのかなと思います。

当たり前のことですが、まずは履歴書には、ちゃんと証明写真を貼って、自分がどういうことをやってきたのか、をしっかり書いていきましょう!当たり前じゃん!!という方は大丈夫です。ですが、エピソードではこんな応募者の方もいました。インパクトが強いということもあると思うのですが、どのオーナーさんからもこの手の話は聞きます。面接日なのに、履歴書をもってきていない。履歴書は書いてきているけど写真を貼っていない。写真が貼ってあるけどプリクラの写真(その写真は振り向きながらピースしているやつだったそうですw)ちゃんと証明写真を貼りましょう。カメラ屋さんでもとってくれますし、駅に証明写真機もあります。そこでしっかり証明写真を履歴書に貼りましょう。

履歴書の内容は、新卒生であれば、学校での取り組みやバイトやサークル活動などどんな姿勢でやってきたかを添えて書くと良いでしょう。中途採用の方であれば、どこのお店でどこまでできるようになっているか。経験したことやスタイリストさんであれば実績とかもかならず面接時に聞かれる箇所なのでやってきたことは書いておきましょう。

次に面接時の服装です。お店によるかもですが、前進スウェットとかピカ〇ュウの格好とかだめですよ!応募したいというサロンさんがカジュアルでも面接の時はキレイ目の格好で「面接を受けさせていただきます」という意気込みが伝わる格好が無難です。やっぱり「面接をさせていただく」というスタンスが全部からくることなんでしょうね。ある美容室のオーナーさんから聞いたエピソードでは、来て早々ドカッて待合のソファに座ったのでお客様かなと思い名前をきいたら面接にきた人だったんですよー、一発退場ですよねー、なんて話もお聞きしたことがあります。逆にどうゆう人なら採用したいと思いますかーと聞くと、笑顔で素直で美容が好きな人!と皆さんいいます。まず美容室にお伺いした時に笑顔でしっかり挨拶ができたら好印象からのスタートが切れると思います。

色々美容室のオーナーさんのエピソードも踏まえ書かせていただきました。
CM&JOBを通して採用できた方、求人のモデルとなるスタッフさんにインタビューさせていただき思ったことは、「ここで良い」というより「ここが良い」という美容室を選んで働いているから表情が良いんだろうなぁと思っています。
時として、働きたいサロンさんで募集をしていなかったり、ご縁がなく、残念な結果を経験した方もいると思います。

ですが、これだけ美容室さんがある中で自分ができること、したいこと、好きなこと、働き方がしっかり自分のなかであれば、自分に合った美容室さんはかならず見つかります。そのためにちゃんと自己分析をして、合うかなというサロンさんにはちゃんと足を運んでください。技術や実績が足りなくても、この子なら伸びると思わせられるような笑顔と話のキャッチボールができればきっと良い結果になるとおもいます。

もし、どんなお店が自分に合うんだろう、と自分の事だけどなかなか自己分析ができない美容師さんがいらっしゃればCM&JOBに相談の連絡をください。10年以上美容業界にいる人間がヒアリングをさせていただき、そういう要望であればあそこのサロンさんが合うだろうな、という美容室の候補を複数挙げさせていただきます。最後はやっぱり、自分で「ここが良い」というサロンを選ぶことがとても大切です。



美容師の求人動画サイトCM&JOB